
この前の高速化する方法ってAnimaにも使えないの?

うん、あれはponyやSDXL用のLoRAだったからね、そのままでは使えないんだ

じゃあAnimaは早くできないの?

そんなことはなくて、Animaにも画像生成を高速化する方法はあるんだ
今回はAnimaを高速化する方法を3つ紹介するね
AnimaをComfyUIで使っていると、画像のクオリティには満足していても、「もう少し生成時間を短くできないかな?」と思うことがあります。
特にAnima-BaseやAnima-Aestheticは、公式の推奨設定でも30~50 stepsが目安となっているため、何枚も画像を生成していると待ち時間が気になってきます。
そこで今回は、Animaの画像生成を高速化する方法を3つ紹介し、通常モデルと比較していきます。
今回取り上げるのは、
- Anima-Turboを使う
- Anima Turbo LoRAを使う
- ComfyUIのAnima Layer Replay Patcherを使う
という3つの方法です。
単純にステップ数を減らすだけではなく、「なぜ高速化できるのか」「画質はどう変わるのか」という点にも注目して紹介します。
Animaはなぜ生成に時間がかかる?
まず、Animaの通常モデルではどのくらいのステップ数が推奨されているのか確認しておきましょう。
公式のAnimaでは、BaseやAestheticは基本的に30~50 steps、CFG 4~5が推奨されています。
例えば40 stepsで画像を生成している場合、1枚生成するために40回のサンプリング処理を行うことになります。
もちろん、実際の生成時間はGPUや画像サイズ、Samplerなどによって変わります。
しかし、同じ環境であればステップ数が少なくなるほど、基本的には生成に必要な計算量も減ります。
そこで登場するのが、少ないステップ数で生成することを目的としたAnima-Turboです。
Anima_aestheticの生成速度
今回はAnima_aestheticを比較対象とします。
設定は以下を使用します。
ステップ数:30
CFG:4.0
サンプラー:Euler a
スケジューラ:normal
サンプルのプロンプトは以下です。
1girl, solo, cowboy shot,
beautiful young adult woman, slim athletic physique,
long flowing black hair, bright blue eyes, gentle smile, looking at viewer,
elegant white bikini, simple stylish swimsuit, natural skin,
She is standing in shallow crystal-clear seawater on a bright midsummer beach, with the water reaching just below her knees. She is the clear focus of the composition, while the ocean and sky create a spacious and refreshing background.
Brilliant summer daylight passes through the clear atmosphere and illuminates her skin naturally. Sunlight reflects across the surface of the water, creating shimmering highlights and delicate caustic light patterns. Transparent seawater reveals the sandy bottom beneath her feet, while small waves gently flow around her legs.
Tiny water droplets sparkle in the sunlight, wet skin catches subtle specular highlights, and her hair moves gently in the sea breeze. The scene has a vivid, refreshing sense of transparency, depth, and natural light.
game cg, highly detailed anime illustration,
crystal-clear atmosphere, brilliant natural daylight,
cinematic lighting, volumetric light, subtle rim lighting,
realistic water reflections, transparent water, sparkling highlights,
natural skin shading, detailed face, expressive eyes,
depth of field, sharp focus, professional composition

生成時間はおよそ50秒でした。
方法1:Anima-Turbo
まず最初に紹介するのは、Anima-Turboを使う方法です。
Anima-Turboは、Animaを高速生成向けに蒸留したモデルです。
公式では、
CFG 1・8~12 steps
が推奨されています。
通常のAnima-BaseやAestheticが30~50 stepsなのに対して、Turboでは8~12 stepsまで大幅に減らせます。
ここで重要なのは、通常のAnimaを単純に8 stepsにするわけではないということです。
Anima-Turbo自体が少ないステップ数での生成を前提として蒸留されているため、通常モデルのステップ数だけを減らすよりも、高速生成に適したモデルになっています。
公式もAnima-Turboについて、Aestheticと比べてわずかに品質が劣る場合がある一方、非常に高速で生成でき、プロンプトの試行錯誤に便利だと説明しています。
Anima-Turboの設定
今回は以下の設定で使用しました
ステップ数:8
CFG:1.0
サンプラー:Euler a
スケジューラ:normal
Samplerについては、Anima-Turboではeulerも適した選択肢として公式に紹介されています。
Anima-Turboの結果

生成時間は10秒ほどでした。aestheticと比べると1/5程になっているので、ものすごい短縮になりました。
ただし、出力画質には大きな隔たりがあります。かなりシンプルな画像が出来上がりました。

こちらはステップ数16、CFG1.2で生成した画像です。生成時間は27秒でおよそ1/2で画質の向上が見られます。画質はステップ数とトレードオフかもしれません。
方法2:Anima Turbo LoRAを使う
「今使っているAnimaをベースに高速化したい」という場合には、Turbo LoRAという方法もあります。
今回は公式が公開している「Anima-Turbo-LoRA」を使用します。
比較用のaestheticに使用してみます。設定は先ほどのターボモデルと同じです。
ステップ数:8
CFG:1.0
サンプラー:Euler a
スケジューラ:normal

推奨設定ではちょっと色がくどくなっています。

LoRAの強度を0.8にしてみました。多少良くなったと思います。生成時間は9秒でした。
Turbo LoRAを使うメリット
Turbo LoRAの魅力は、既存のAnimaワークフローを大きく変更せずに試せることです。
基本的には通常のLoRAと同じようにLoRA Loaderを使用します。
ただし、Turbo LoRAを使用する場合も、通常のAnimaと同じステップ数・CFGで使えばよいとは限りません。
Turbo系の推奨設定を確認しながら調整する必要があります。
方法3:高速化ノードAnima Layer Replay Patcherを使う
もう一つの方法が、モデルそのものではなくComfyUI側を最適化する方法です。
カスタムノードに「Anima Layer Replay Patcher」というものがあります。
拡張機能の管理から「ComfyUI-Anima-Enhancer」と検索しインストールします。
このノードはチェックポイントとCLIPテキストエンコーダの間に挟みます。
Anima Layer Replay Patcherの設定
Anima Layer Replay Patcherは高速化だけのノードではありません。
Replay機能(描き込み・一貫性の向上)があり、必要ないのであればこちらの設定を無効にしなければなりません。
enable_replay をfalseにすることでオフになります。
Spectrum機能(高速化)はの設定は、enable_spectrum を trueにしてください。
ほかの設定は初期値のままで構いませんが、参考に画像を貼っておきます。

Anima Layer Replay Patcherの効果

背景の海のブロックノイズのようなものが気になります。生成速度は38秒でした。20%強の短縮ということになります。
3つの方法を比較すると?
ここまで紹介した方法を整理すると、次のようになります。
| 方法 | 特徴 | 生成時間 |
|---|---|---|
| Anima-Aesthetic(比較用) | 高品質な画像生成を重視した通常モデル | 50秒 |
| Anima-Turbo | 少ないStepsで高速生成できる専用モデル | 10~27秒 |
| Turbo LoRA | 既存のAnimaに適用して高速生成を試せる | 9秒 |
| Anima Layer Replay Patcher | ComfyUI側からAnimaの推論処理を高速化できる | 38秒 |
この3つは、同じ「高速化」でも仕組みが違います。
特にAnima-Turboは、30~50 stepsから8~12 stepsへ減らせるため、今回紹介する中では最も分かりやすい方法です。
一方、Anima Layer Replay Patcherはステップ数そのものを減らす方法ではありません。
この違いを理解しておくと、設定を変更するときにも迷いにくくなります。
まとめ

へぇ~こんな方法があるんだね~

うん、高速生成に最適化されたモデル(蒸留モデル)を使うのがおすすめかな

製作者が調整してるはずだもんね!
今回は、ComfyUIでAnimaを高速化する方法を、
- Anima-Turbo
- Anima Turbo LoRA
- Anima Layer Replay Patcher
の3つに分けて紹介しました。
どの方法も画質とトレードオフの関係であるという事が分かったかと思います。
大幅な短縮を目指すと画質をあきらめなければなりません。しかし、設定次第では生成時間を半減させることができそうです。
大事なのは自分に合った画質と速度のバランスを見極めることです。


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